デザイナーという職業は、薄給であることがよく知られています。
その原因は、「好きな仕事だから安くてもやる人が多い」だと思います。美容師などにも同じことが言えますね。
では、どうやって給料を上げたらいいのか?今回はその方法を考えていきます。それでは参りましょう!
デザイナーの平均年収ってどれくらいなの?
そもそも他のデザイナーさんはどれくらいもらっているのでしょうか。2017年のグラフィック・webデザイナーの平均年収を見てみましょう。
画像引用:DODA平均年収ランキング2017
Webデザイナーで360万円。グラフィックデザイナーで332万円。思ったより、かなり低いですね…他業種と比べると100万くらい違ったりします。
年収360万なら可処分所得は月23万くらいです。ひとり暮らしなら家賃7万+水道光熱費2.5万+携帯代1万+食費3万=残りが約10万ってとこでしょうか。
CDやADになってもwebプロデューサーやディレクターとあまり変わらないというのは、いささか夢がない・・・。
まぁ制作会社かインハウスか、はたまた代理店か、というのでも大きく変わりそうですが。
なぜデザイナーの給料はこんなに安いのか?
冒頭でも書きましたが、原因は「好きな仕事だから安くてもやる人が多い」ことだと僕は考えています。
どういう事かと言うと、嫌いな仕事を安い給料ではやりたくありません。しかし、好きな仕事なら安くてもやる人は多くいます。
すると価格競争の原理が働きます。(極端な例ですが)90点のスキルを持つデザイナーがいても希望給与が50万だったら、60点のスキルでも希望給与30万円のほうを採用してしまうのです。こうしてデザイナーの給料平均はどんどん下がっていったのではないか、と考えます。
あとデザイナーという人種は、あまりお金に執着しません。お金よりも「大きいクライアントと仕事がしたい」「世の中にインパクトを与えたい」「もっといいデザインができるように成長したい」という想いを優先する人が多いイメージです。
給料を上げるための具体的な3つの方法
では給料をあげるためには、いったいどうすればいいのでしょう。
その方法は、
①働き方を変える
②転職をする
③独立をする
の3つです。
順に見ていきましょう。
①働き方を変える
今と同じように働いていたのでは、大幅な給料アップは見込めません。働き方を根本的に変える必要があります。
具体的に僕がしたのが、以下の3つ。
1 必ず納期よりも早く制作物を出し、
2 一定のクオリティを保った上で、別案を出し、
3 空いた時間で新規事業や、既存業務の改善案を提案する
納期よりも早く提出することで「こいつは約束を守るやつだ」と信頼値を高め、
空いた時間で別パターンや業務改善案を出すのです。すると、上司や先輩から積極性を買われチャンスが与えられます。
このチャンスをモノにすることで、社内評価が上がり給料が上がっていくという仕組み。仕事の速度を上げるにはこちらの記事が役立ちます。
②転職をする
転職をすることで給与を上げます。しかし、ただなんとなく転職しても給料は上がりません。
大事なのは自分が「できること・やりたいこと・求められていること」を正確に把握した上で、職種か業界を変えて転職するということ。いわゆるmotoさん(@moto_recruit)の「軸ずらし転職」です。
voicy第2話配信しました。今回は「転職での具体的な年収の上げ方」について、僕の経験も含めてお話しています。参考にしてみてください!第2話 年収を上げる転職方法とは https://t.co/j4LexU4qF4#Voicy
— motoさん (@moto_recruit) 2018年10月15日
実際に、僕も軸ずらし転職で年収が倍になりました。前職は制作会社でしたが通販メーカーに転職しました。職種はデザイナーのままですが、業界が変わったことでここまで給与が変わるのか、と驚きます。
Webデザイナー・グラフィックデザイナーにおすすめの転職サイトはこちら。
③独立をする
独立をすれば年収を上げることは可能です。なんせ自分の頑張りに応じて大きく変動します。
ただ、こんな人は独立しても給料を上げるのは難しいでしょう。
- デザインスキルが足りない人
- コネクションがない人
- デザイン以外できない人
そもそもデザインスキルが足りていなければ、継続して仕事を請け負うことはないでしょう。また、コネクションがなければ受注するチャンスさえありません。
それでもまだ、マーケティング能力や商品開発・事業アイデアなどがあれば自分で仕事を生み出すことができますが、デザイン以外できなければ仕事を創出することができません。
そもそも、これまで会社がやってくれていた見積もり・請求・年末調整などを自分でやらなければならないので、デザイン以外もできるようにならないといけないのですが…。
なので、まずは副業から始めてみるのがオススメ。デザインスキルは伸びるし、外部とのコネクションも生まれます。副業の始め方はこちらの記事を参考に。
リンカイ、またはコンカイのまとめ
今回は、なぜデザイナーの給料は安いのか?ということと、どうやって給料を上げたらいいのか?ということを考えてきました。
もしあなたが、給料の安さに悩んでいるのであれば、この記事が解決の手助けになれば幸いです。
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