Twitterにて「大学行くvs行かない」とか「会社員とフリーランスどちらがいいの?」みたいな論争が起きております。(昔から何度も繰り返されてるやつ)
会社員🆚フリーランス論争が激化してるので、貼っておきますね。
個人的には「フリーランスになりたいなら副業しとけ」と思います。副業もせず、いきなりフリーランスになるのは練習もせずにライブやります!!って言ってるみたいなもん。
まずは一人の力で仕事してみそ。https://t.co/o1p0jUaAh8
— ヤマダ カイト@デザイン/ブログ/副業 (@slash_kaito) 2018年9月27日
今回はこちらについて、会社員兼フリーランサーである僕なりの考えを書いていこうかと。
結論から言うと、
「大学行く行かないは、どっちでもいい」
「安定を求めるなら会社勤めしながら副業。収入や自由など目的あるならフリーランス」
です。
早速くわしく見ていきましょう。
大学行くvs行かない論争
18歳という多感な時期に、勉強漬けの日々を送ることに価値がある
大学の件について。
こちらは「行く行かない」よりも「受験勉強をしたか、してないか」のほうが重要な気がしています。
あれだけ集中的に勉強することって、大人になってからではなかなかできないし、高校受験とはまた違うだろうし(高校受験してないんで詳しくないですが)。
大人になりかけの多感な時期に、勉学に時間を捧げることで「今後、仕事で必要な集中力や忍耐力」が培われるんではないかな、と。
でも究極は、どっちでもいい
と言いながらも、究極はどっちでもいいと思います。
「大学でやりたいことがある」もしくは「やりたいことがないから探す」「働きたくない」なら大学行けばいいし、「働かなければならない理由がある」または「同年代よりも先に社会に出て、経験を積んでおきたい」なら大学行かないで働けばいいと思います。
でも、ウチの子が「やりたいことがないから探すために」みたいな理由で大学行きたいって言っても、絶対行かせませんが(笑)
『戦略子育て』の著者、三谷宏治氏は娘が高校受験をする際にも、高校に行きたい理由を説明させたそうです。
AIにも負けない、未来を生き抜くための子育て論が非常に参考になります。
もし今、自分が大学生に戻れるなら
もし今、自分が大学生くらいの年齢に戻れるなら、大学行きながらインターンでデザイン会社とかに潜り込みたいですね。
もしくは起業。
起業経験があるのって、絶対エンプロイアビリティ(雇われるのに必要とされる能力)が身につくと思うんですよねー。
自分が経営してる時に「こいつ仲間に欲しいな」と思うようなイメージの人物像に、自分を近づければいいわけですから。
エンプロイアビリティについては「働き方の哲学」にもわかりやすく書いておりますので、ぜひご一読を。
会社員vsフリーランス論争
さて本題。
Twitter上では「フリーランス最高!」「フリーランスになろうぜ!」「フリーランスってこんな自由なんだぜ!」みたいなのをよく見ますが、そんな楽観的に人に勧めるもの?と毎回疑問に思います。
フリーランスのメリットは収入と自由
確かにサラリーマンに比べて、時間は自由です。
働きたい時に働けて、ノマドワーカーとして沖縄の海を見ながら仕事もできるでしょう。(めっちゃ羨ましい…!)
収入もやればやるほど増えていくので、サラリーマンとは比較にならないくらいの月収がある人も多い。
自分が仕事をしたい相手も選べるし、嫌な上司も、気にくわない同僚も、仕事しない部下もいません。
繋がりたい人と繋がった時や、チャンスが広がった時、デカイ仕事を自分がコントロールして成し遂げた時など、脳内エンドルフィンがドバドバ出て病みつきになります。
そう考えると、確かにメリットは多いのかもしれません。
フリーランスのデメリットは不安定さ
でも。
じゃあ。
もし。
自分が病気で倒れたら?
その間の生きていくお金は?
クライアントに突然仕事切られたら?
入金が遅れたら?
老後に働けなくなったら?
国民年金だけで老後暮らしていける?
僕の両親は個人事務所という名のフリーランスなので、国民年金の少なさをよく嘆いています。
実際本当に少ない。今後もっと少なくなると思われます。
若い時は、それでもいいかもしれません。しかし家庭を持ち、子供が生まれると独身時よりも一層の責任感が生まれます。そうなると、考えうるリスクはできる限り排除しておかないといけません。
また、30代・40代とやる気や体力が徐々に落ちます。
そうなった時、1人馬力のフリーランスでやっていける自信が自分にあるかどうか。
また、フリーランスは全てを1人でしなければなりません。
営業活動・打ち合わせ・見積もり・請求書・価格の交渉から経費処理・確定申告だって、やるのは全部自分です。(一部は外注もできますが….でも誰かが勝手に全てをやってくれることはないです)
スキルやキャリアだって100%自分で方向性を決め、自身をリードしていかないといけません。
会社員であれば、体調が悪い時や仕事が追いつかない時は他の社員がカバーしてくれるし、キャリアもある程度は会社が決めてくれます。
(良いか悪いかはさておき)それが、どれだけ楽チンなことか。
心身を病んでしまったり、具体的な目標や夢がある、パートナーがガッツリ稼いでくれるなら話は別
とはいえ、会社勤めは会社勤めで様々なストレスがあります。僕もいわゆるブラック企業といわれる会社を数社ほど体験しているので、心身を病んで辞めていった人を何人も見てきました。
夜眠れない・会社に行こうとすると体が動かない・会社の近くに行くと動悸がする・土日もなんだか落ち着かない、などの症状が出たら会社をしばらくお休みしましょう。
それでも改善しなければ、さっさと辞めるべき。
また、「経済的・時間的自由が欲しい!こういう仕事がしたい!」など具体的な目標がある場合も辞めてしまっていいと思います。
前向きな転職や起業と同じですね。代わりに上述のリスクがあることもお忘れなく。
パートナーがしっかり稼いでくれて、最悪自分が無収入になっても大丈夫な場合も問題ないですね。
会社を辞める前に、まずは副業で月20万稼いでみよう
今すぐ現状を変えたい、と焦る気持ちはよくわかります。
でも、まずは一旦落ち着いて。サラリーマンのメリットを最大限享受すべきです。
オススメなのは「いったんサラリーマンをしながら副業で10万円稼ぐ」。すると気持ちが一旦落ち着きます。お金に余裕があると、いろいろなことが我慢できますからね(笑)
そこからさらに稼げそう、かつ継続的な見通しがたつのであれば会社を辞めてみるのもありかもしれません。戻ろうと思えば会社員に戻ることだって、できますしね。
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僕も実践しておりますが、10万くらいなら本気だせばスグです。
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(2019.1.14追記)
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以下の記事で詳しく解説しています。
リンカイ、またはコンカイのまとめ
以上が「大学行くvs行かない」「会社員とフリーランスどちらがいいの?」論争についての、僕なりの考えです。
再度まとめとして。
「大学行く行かないは、どっちでもいい」
「安定を求めるなら会社勤めしながら副業。収入や自由など目的あるならフリーランス」
僕の場合は年金があまりにも少なくなるとか、シンギュラリティ(※1)によって衣食住の心配がなくなったりとか、ベーシックインカム(※2)が一般的に普及するとか、そういう未来が無い限りはサラリーマンを続けるつもりです。
※1 シンギュラリティとは
技術的特異点といって、AIが人間の知能を追い抜くことで人々の生活が大きく変化すること。人工知能の権威であるレイ・カーツワイル博士によれば、2045年にはこの現象が起き、人間は労働から開放されると予想されている。
※2 ベーシックインカム
国民の生活を最低限保証するために一人ひとりに金銭を給付するという政策構想。貧困対策や少子化対策に有効とも言われている。
時間的制約や通勤・人間関係のストレスはあれど、厚生年金と社会保険の負担はありがたいことですから。
もちろん、人それぞれの考えがあるので僕の意見が絶対正しい訳ではありませんが、迷ってる人や若い人の今後の生き方の参考になれば幸いです。
それではまた。
今回ご紹介した本やサービスはこちら。
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