毎日午前様&睡眠不足で、土日はほぼ寝てばっかり…そんなデザイナーの皆様どうも。
ヤマダカイトです。
デザイナーだけでなくサラリーマンの方であれば、一度は働き方のことで悩んだことがあるはず。何故なら僕達サラリーマンには断れない残業があるから!
「上司が明日までの作業を夕方に依頼してくる…」
「クライアントの無茶振りがひどくて…」
そんなお悩みをお持ちの方々へ、ぼくが実践した「ヤマダ式働き改革」をご紹介します!
「働き方改革」とは?
ブラック企業に代表されるように、労働環境についてはこれまでも大きな社会問題でした。そこに電通過労死事件があり、政府も積極的に企業に関与していく姿勢を取るようになってきました。
残業しないとできる、こんないいこと
では残業しないと、どんなことができるようになるか。ここではそのメリットを見てみましょう。
仕事や会社でのメリット
●早寝早起きのルーティンを作れるから、常にフルパワーで働ける
●心身ともにもっとも充実した状態である早朝を有効活用できる。仕事の勉強やモチベーションのアップに
●余裕を持って仕事ができるので、急な案件にもすぐ対応が可能。仕事ができる・頼りになると上司や周りからも信頼されるように
プライベートでのメリット
●早く帰って好きなことができる。副業・テレビ・勉強や趣味など。
●帰りに買い物したり、友だちと会ったり、見たかった映画のレイトショーを見たりできる。
●家族や恋人と過ごす時間が増える
いいことばっかりですね!平日にプライベートも充実させられると、休日に無理に予定を詰め込まなくなるので、ゆっくりと休むこともできそうです。また、ストレスの蓄積度合いもかなり異なる気がします。
残業しないためのタスク管理方法
では実際にどのような方法で残業をなくすことができるのでしょうか。僕が常々意識して行うのは、以下のやり方です。
1 現時点での自分に関わる全てのタスクを書き出す
↓
2 必要な作業とそれにかかる時間を書き出す
↓
3 〆切順に優先順位をつける
↓
4 1週間のスケジュールを午前と午後に分け、タスクをそれぞれに割り振る
↓
5 チームやクライアントにスケジュールを共有する
↓
6 あとはスケジュールどおりにこなすだけ!
ここでのポイントは、自分の作業時間はなるべく短く相手への依頼は余裕を持って渡してあげることと、自分がボールを持つ(=自分が相手を待たせている状態)時間を少なくすることです。
仕事は基本的に人と人とのやり取りです。時限爆弾をパスしながらゴールを目指すゲームに例えると、分かりやすいかもしれません。長く持ったらそれだけ負けに近づいてしまいます。さらに自分だけが長時間持ち続けることで、どんどん時限爆弾は爆発に近づいてしまいます。出来る限り早く、相手にパスをまわすようにしましょう。
また、必要なタスクとそれにかかる時間を洗い出すことも重要です。これをすることで、全体を俯瞰して見ることができます。自分の作業量と作業時間を把握できず、〆切を破ってしまう人がたまにいます。
上司から急に、明日までの仕事を依頼された場合
タスク全体をずらしましょう。または絶対に今日じゃないかを確認し、可能であれば翌日午前、ないし早朝までの期限にしてもらいましょう。
そもそも直前に依頼してくるのも、その上司の無能さを露呈してしまっていますね。どうしても、のっぴきならない状態ならば甘んじて残業しましょう。和をもって尊しとなす。それが日本。
クライアントから急に、明日までの仕事を依頼された場合
上司に依頼された時と同じように、リスケ可能か確認しましょう。相談に乗ってくれず、露骨に嫌そうな顔をしたり、怒鳴ってくるようなクライアントもいます。実際いました。
そういったクライアントの多くはその後も調子に乗り続け、一方的な要求ばかりを通そうとしてきます。「ラフの提出は翌日」「この費目削って」「値段高いから削れ」….etc
ああいやだ。こんなクライアントと仕事をしても得られるものはストレスだけです。即刻お別れしましょう。お別れできる権限がなければ、上司をうまいこと持ち上げ押し付けてしまいましょう。
今日のまとめ
とはいえ、残業はなくならないでしょう。なぜなら、
それは、「合理的」だからである。好き嫌い、良い悪いは別として、日本の雇用システム、労働市場の関係から副産物として生み出されてしまうのが残業である。
常見陽平
海外の企業などでは、自分の業務外のことやプロジェクト外のこと、同僚のお手伝いなどは「It’ none of my Buisiness(私には関係無いこと)」です。
欧米の多くの企業では「その職のプロフェッショナル」として会社に在籍しているので、ひとりひとりの職責や職域がしっかり決まっています。だから残業はほぼありませんが、「役に立たない」と判断されたり景気が悪くなってしまったらすぐに首を切られます。
逆に日本企業では滅多なことで首を切られることはありませんが、景気が良くない時は残業やボーナスのカットで耐えることを余儀なくされてしまいます。どちらがいいというわけではありませんが、日本という国は残業が必然性を持っているということを覚えておきましょう。
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