楽天ネットショップに出店中で、毎日多忙な店長さんへ。
どうも。デザイナーと兼務して楽天も担当しておりますヤマダカイトです。
今回は楽天ネットショップでのサムネイル画像についてのお話。
※2018.2.1追記 サムネイルのガイドラインについて
※2018.3.16追記 帯を下に引いてショップ名記入
※2018.7.30追記 商品画像登録ガイドラインの遵守必須化
商品画像登録ガイドラインの遵守必須化(追記:2018.07.30)
7/19のサポートニュースにも記載されていますが、以下の3点が「非推奨」から「禁止」となりました。
・テキスト要素占有率21%以上
・枠線の利用
・幾何学模様やデジタルパターン、目立たせる目的の奇抜な色の背景色の利用
これを破ると以下の罰則となります。
2018年10月1日(月)以降は、違反点数の加点対象となります。
2018年中は加点猶予期間とし、2019年1月より違反画像をご利用の店舗様に対し違反点数の加点を開始いたします。
2018年中、もしくは可能な限り早めに対応したほうが良さそうですね。
サムネイルのガイドラインについて(追記:2018.2.1)
先日の楽天新春カンファレンス2018でも説明がありましたが、楽天側でサムネイル画像のガイドラインを作成しております。
サムネイル画像のテキスト占有率は20%以下を推奨、枠線やグラデーション背景などは非推奨とのことです。
テキスト20%以下ってなんだかFacebook広告みたいですね。世の中の画像がシンプルに分かりやすくなっているからなんですかね。とはいえ、別にペナルティがあるわけではなさそうなので、リソースが足りなければ一旦様子見でもいいかもしれません。
楽天市場のネットショップでのサムネイル画像の重要性
売上高で言うと、夏が底で12月に向けてどんどん上がっていくと言います。皆さまの店舗はどうでしょうか。
特にハロウィンやクリスマスは爆発的に伸びるので、ここでしっかり仕込み売上を作っておくことで、普段の検索SEO的にも大きく変わってきます。
普段の検索では、サムネイル画像が重要な役割を持ちます。
商品ページへの流入は広告3割、検索7割
楽天市場で側での発表では、商品を探すユーザーの約7割が検索から流入しているそうです。
検索キーワードなどは各ショップとも季節感を入れたり、様々な工夫を施していると思います。
しかし、ユーザーがその商品をクリックする判断のほとんどは、画像によるものだと思います。
視覚情報は文字に比べて何倍も情報が詰まっているし、何倍も雄弁です。
色、カタチ、密度、空気感などなど。。。
型番商品は価格以外で他者との差別化がしにくいので、特に重要です。
サムネイル画像デザインの作り方
ではサムネイル画像の作り方を、型番商品と自社オリジナル商品それぞれで見ていきましょう。
型番商品の場合
型番商品の場合、差別化できるのは価格です。過当な価格競争で薄利多売にならないようにするためには、2つ方法があります。
1 ショップ自体を認知してもらい、あわよくば好きになってもらうこと。
よくありがちなのが「それどこで買ったの?」「んー楽天かな」という会話。
本来であれば「楽天の◯◯というお店だよ」であるにもかかわらず、得てして楽天内のショップ名は忘れ去られがちです。
しかし、家電ならビックカメラ楽天市場店、水着なら三愛水着 楽天市場店、子ども服なら西松屋チェーン楽天市場店と、楽天内でもブランドを持っているショップもあります。
そういった有名店舗ほどではありませんが、「ショップ自体を認知してもらい、あわよくば好きになってもらう」ことが大事です。
好きになってもらうためには、ショップ内の特集ページや配送時の同梱物などで、お店自体のアイデンティティやコンセプトなどを深く知ってもらわなければなりません。
しかし、ユーザーとの最初のタッチポイントであるサムネイル画像によって、ショップを認知してもらうことは可能です。
そのために、サムネイル画像にお店のロゴを入れましょう。
サムネイル画像・商品ページ内・同梱物にお店のロゴを入れることで、刷り込みではないですがロゴを覚えてくれることでしょう。
ロゴがないショップさんは、ランサーズやクラウドワークスなどで安く作るのもアリです。
また、ヤマダカイトへの制作ご依頼も承ります(笑)ご連絡はメールで。
今までの個人仕事の制作実績などは、
に少しだけ上がっていますのでご覧ください。
2 ポイント付与・値引き・送料無料をアピール
価格競争に巻き込まれないためには、価格以外のベネフィットを与えることが必要です。
スーパーセールやお買い物マラソン以外でも、楽天ポイントの付与率をアップさせるイベントが毎月なにかしら行われています。そういったものを有効に使うことで、他店舗に差をつけることができます。
また、ポイント付与率を変動させることもできますので、他店舗の動向を見ながら変えていくことも有効です。一商品ずつ変更するのは手間ですが、その一手間が競合との差別化となっていきます。
可能であれば、送料も無料にしましょう。メール便のみ送料無料という商品もありますね。こちらもアイテムごとの利益率などを鑑みて、それぞれ設定していくと良いでしょう。
もちろんセール時には「20%OFF!」などの価格変動率も記載しましょう。セールが終わったら、外しておくのもお忘れなく。
オリジナル商品の場合
オリジナルの画像の場合も店舗ロゴ・ポイント付与・値引き・送料無料は当然入れるとして、類似商品や競合商品と徹底的に差別化していきましょう。
例えば類似商品が使われているバナー画像やサムネイル画像、商品紹介ページなどのイメージはよく真似されます。
本当によく真似されました。
別に真似するのはいいのですが、結果的に検索画面に類似したイメージがずらっと並ぶことで、ユーザーを惑わせることになります。
「なんかどれも似たような感じでよくわかんないや」といった具合に。男性は結構そうかもしれません。僕が楽天で買い物をしない一番の理由がそれです。
そうすると最悪の場合、楽天市場自体から離脱して別のネットショップで探してしまう可能性もあります。
そうならないためにもカラー・写真・キャッチコピーなど、できるところは徹底的に差別化していきましょう。
帯を下に引いてショップ名記入(追記:2018.3.16)
最近は帯を下に引いて、ショップ名を入れる店舗さんが増えてきたようです。
担当ECCだったか楽天のコンサルタントの方だったか・・・忘れてしまいましたがどちらかの方が言っておりました。
確かに型番商品だと、どこのショップから買ったか忘れてしまいますからね。
下にドカッと色の帯引いてショップ名入れておけば目立つこと間違いなしです。
リピートして買ってくれる可能性が高まるので、ぜひやっておきましょう。
具体的には↓こんな感じで。
もっとデザインは凝ってもいいかもしれませんが(笑)
サムネイル画像の登録は、GOLD+CSVで!
最後に、作った画像を登録する方法について。
通常、RMSのメニューにある「商品登録・更新」「画像・動画登録」から画像を登録されると思います。ファイルを指定するだけだから誰でも簡単にできます。
しかし、問題なのはこの画像保存先のURL。
意味不明な数列になっています。
商品画像を一度登録したまま変更しない!ということであればこれで問題ないのですが、セールやイベントの際にいちいち変更するのは不便です。画像登録の際にいちいちR-cabinetに遷移して、画像を探さないといけませんので。
そこで、どうしたらいいか。
まず、サムネイル画像は全て、楽天GOLDを使ってアップロードしましょう。
例えば上記のように「water.jpg」というファイルがあったら、キャンペーン用のサムネイル画像には「water_cam.jpg」というファイル名にします。
するとキャンペーン用のサムネに変更する際は、「_cam」を追加するだけでよいので、「商品登録ページでr-cabinetに遷移して画像を探してURLをコピーして・・・」という一手間を省略することができます。
さらに、CSVファイルなら膨大な商品数でも一括で登録することができます。
CSV登録・追加は商品登録・追加から右上のリンクで。
エクセル形式のファイルなので、関数を使ってまとめて登録できるのが便利。
本日のまとめ
楽天市場のサムネイル画像についてのお話でした。
ネットショップは少しの手間やクオリティの差が、大きく売上に響いてきます。
広告施策・在庫管理・配送など店長さんのやることはとても多く、そこまで手がまわらないかもしれません。
ですが、CSVやGOLDでの登録などのちょっとした時短ワザを駆使することで、手間を何倍も短縮することができます。
ぜひお試しください。
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