D2Cブランドマネージャーのヤマダカイト(@slash_kaito)です。
通販デザイナーを10年、ブランドマネージャーを2年してきた経験からお伝えします。
今回は、ECカートであるリピストX(クロス)について機能や費用、評判や利用者のお声などをご紹介いたします。
下記のような疑問にお答えしていきます。
・リピストXは他のカートと何が違うの?
・リピストXに切り替えると売上は上がる?
それでは参りましょう!
リピストクロスとは?
リピストクロスは、サービス開始から15年続いているD2C/総合通販に特化したカートシステム。
自由な販売施策と新規獲得・LTVを最大化できるのが特徴です。
導入企業はスタートアップから大手企業まで、なんとその数1700社以上。
D2C・単品リピート通販をする上で必要な、代理店への管理画面権限付与、ADコード集計、LTV集計、フォーム一体型LP,アップセル・クロスセル機能、離脱ポップアップなどの基本的な機能が搭載されています。
後述しますが、特に集計に関しては細かく見れるので便利。
株式会社リピスト(旧 株式会社PRECS)の会社概要
株式会社リピストはECカートである「リピスト」、後継プロダクトである「リピストクロス」、アパレルブランドに特化したカートシステムである「クローナ」を運営する企業です。
代表取締役社長は、元々CTOであった吉原庄三郎取締役が2023年1月に就任。
創業者の廣田朋也氏(現・代表取締役会長)が「プロダクトが強い会社に戻したい」と考えたことからの抜擢だったようです。
これまで属人的な組織体制だったのが、現在ではアジャイル開発体制により素早い開発スピードを実現できたとのこと。
社員は57名とそこまで多くない印象ですが、今後は内製だけでなく外部リソースも活用していくと2023年4月のインタビュー(※記事参照/日本ネット経済新聞「【新社長に戦略を聞く】PRECS 吉原庄三郎社長「『リピストX』の開発加速、今夏にCRMツール提供」)にて語っていました。
リピストとリピストクロスの違いは?どう進化したのか?
リピストクロスはリピストの後継プロダクトで、2022年夏にリリースされました。
旧リピストではLP数・広告コード数に制限がありましたが、無制限で使用可能となりました。
その他、代理店などの外部パートナーへの管理権限付与機能や、チャットの搭載、クロスセルの機能などもパワーアップしています。
広告コード発行数が無制限なのは非常に助かる!
インフルエンサーやメディアごとに欲しい!と言われることもあるので。
あと、頒布会の設定方法が簡単になりました。
リピストクロスの特徴は?
リピストクロスの特徴についてご紹介します。
リピストクロスは集計機能が充実
リピストクロスの特徴として、集計機能が充実していることが挙げられます。
売上集計だけでも、
・決済方法
・受注デバイス
・購入回数別
・年代別
・都道府県別
・時間帯別
・商品別
広告集計も、
・媒体別
・広告メニュー
・ADコード
と様々な角度で検証可能。
また、単品リピート通販で必須となる継続率集計は、商品ごと・ADコードごとに見ることができます。
他カートなどの場合そこまで細かく見ることができなかったりするので、うちでのこづちなどのCRMツールを使って見ることが多いのですが、それがカート内でできるのは便利です。
もっと細かい特定セグメントだけの継続率や、商品ごと・RFM分析ごとのステップメールを打ったりするなら、うちでのこづちは必須です!
その他、「定期自動受注 売上予測」として特定ADコードの来月の継続数をもとに受注金額を算出してくれる機能もあります。
コーディングや開発が独特
開発目線だと、一体型LP内でif分岐・Smarty変数を使えることが特徴的です。
これを使えば、●月●日●時からAのコンテンツを表示して、●時以降はBのコンテンツを表示する、といったことが可能になります。
商品IDを記入すれば、商品詳細を呼び出してくれるなど動的なコンテンツ生成をしてくれるのもありがたいです。
一方で通常のHTML・CSSで作られたサイトとは勝手が異なるので、リピストに精通した開発体制が必要になります。
ヤマダはHTML・CSSとjsくらいまでしかわからないので、
最初リピストのLP触った時はテンパりました(汗)
リピストクロスはAPI連携を使える?
リピストクロスはAPIを使って、外部サービスと連携することが可能です。
リピストクロスと連携可能なサービスは下記になります。
・うちでのこづち
・b→dash
・カスタマーリングス
・LTV-Lab
・Make Repeater【メール】
・Re:lation【チャットボット】
・qualva
・BOTCHAN【UGC】
・Letro【不正利用対策ツール】
・SPIDER AF【ASP】
・A8.net
【その他】
・各種WMS
・NEXT ENGINE
UGC(口コミ)を使ったLP改善ができるLetroや、
LINE上で配送・定期変更ができるリピートラインとかは
個人的に気になっています。
リピストクロスの主な機能一覧
リピストクロスの主な機能をご紹介します。
NEW! がついているのは、リピストクロスから搭載された新機能になります。
LP一体型フォーム | 入力補助機能(EFO)標準搭載の購入フォームをLP内に設置可能。 |
リピストChat(チャット型購入フォーム)NEW! | 対話形式でカゴ落ちを防ぐ機能。 |
確認ページスキップ NEW! | フォーム直下に確認画面を表示し、1クリックで購入完了にする。 |
ポップアップ | 離脱防止やLINEの友達登録などをポップアップで表示させる機能。 |
定期/頒布会機能 | 毎回同じ/異なる商品を届ける機能。初回は7日、2回目は30日後といった細かい設定も可能。 |
よりどり販売 NEW! | 購入者が組み合わせを自由に選択できるセット販売。クリスマスBOXセットとかで使えそう。 |
確認/完了オファー NEW! | 購入確認ページ、購入完了ページにてアップセル・クロスセルが可能。 |
代理店権限機能 NEW! | 代理店毎にアカウントの発行、権限付与が可能。 |
マイページ | 定期情報や顧客情報の変更がマイページで行える。 |
リピストクロスの費用について
リピストクロスは3つのプランに分かれています。
プラン | 月額料金 | 初期費用 |
スタートアップ(月2,000件未満) | 39,800円 | 69,800円 |
スタンダード(月2,000〜10,000件) | 79,800円 | 99,800円 |
エキスパート(月10,000件以上) | 148,000円 | 398,000円 |
月ごとの受注処理数によって切り替わるイメージです。さらに受注1件あたりに従量課金がかかります。
様々な機能がオプション料金なし(※)で使えるのは、
リピストクロスのメリットですね。
※一部オプション料金がかかる機能もあります。詳しくは資料請求でご確認ください。
リピストクロスの評判、使用者のお声
リピストやリピストクロスの評判や使用者のお声をご紹介します。
見た限り、概ね良い評価でした。
総合通販だと
メイクショップやフューチャーショップも良いですよ!リピート通販だと
リピートPLUSやECフォース、リピストがオススメです^ ^— taichi hara (@taichihara1) August 14, 2020
単品通販をshopifyでイケますか?って相談がちょいちょい来る。
個人的な意見としては、単品通販のキモはフォーム一体型LPであり、LPO&EFOの繰り返し&ABテストの無限ループな気がするし、それはshopifyの得意分野ではない。
できるけどやるメリットがほぼない。リピストとかのほうが余裕で現実的。
— EIKING (@eiking_asia) September 29, 2020
リピストしか勝たん☺️ https://t.co/7zwYe4GMer
— 福島亮@EC大交流会の主催者 (@hiyokoD2C) December 22, 2022
リピストいいですよ!
— 迫 佑樹@Brain社長 | 年13億の流通額、ユーザ数20万人突破のプラットフォーム運営 (@yuki_99_s) December 3, 2020
個人的にも単品リピート通販をやるなら1・2を争う使いやすさなのでは、と感じます。
リピストクロスに切り替えると売上は上がる?
御社が単品リピート通販事業をやっているのであれば、リピストクロスに切り替えることで売上は上がると思います。
その理由は、リピストChat・確認ページスキップ・離脱ポップアップ・確認/完了オファーの機能があるため。
単品リピート通販事業の主流は「初回価格を下げ、定期縛りをなくし、面倒な購入の手間を少しでも減らすことで間口を広くし、定期継続してもらうことで黒字化させていく」というビジネスモデルとなっています。
なぜなら広告費が高いためです。
1件あたりの獲得単価が1万円台(CPA・CPO=10,000円over)という商品はざらにあります。
でも定期初回価格は1,980円。
そのため、確認/完了画面でのアップセル・クロスセルが必須なのです。
そして、可能な限りUXを良くするためにチャットボット・確認ページスキップは必要になります。
「通販もリアル店舗の接客と同じ」と考えると、
いかにカートの機能が重要か、というのが理解できると思います。
リピストクロスについてのまとめ
今回はリピストクロスについてご紹介しました。
細かい部分ですが、カスタマーサポートが素早く丁寧だというのもリピストクロスの特徴です。
実際に使っていると設定方法がわからない、というのはよくあること。そういった時にスピーディーに解決してくれるカスタマーサポートがあるのは安心ですね。
事業者やブランドによって、「あの機能はあるか、こういうことはできるか」というのがあるはずなので、まずは一度資料請求してみるのがオススメ。
もし仮に資料だけではわからないことがあっても、営業担当の方がサポートしてくれます。
リピストクロス【公式】の資料請求はこちら
現場からは以上です!それではまた。
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